【学校評価と非認知能力】
 
 各部で今年度の学校評価について話し合いを進め、次回の学校協力者会議に向けて学級アンケートを含め集約してもらったところだ。
 地域社会の次世代担い手となる子どもたちの育成において、保護者や地域の方々の願いは第一に尊重すべきものとなる。
 教育の目的は、教育基本法に定められている。「教育は、人格の完成を目指し。平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」
 続いて、目標が記されている。私たちは、この点から離れることはできない。この目標に立ち返ることが、時として迷う私たちの指標になる。
 世の中には多様な教育論がある。それらは各々尊重されるべきものだろう。多様な教育論があるが、公立学校の教職員として私たちは、教育基本法などに示されている目的や目標に向かって日々の具体的な取組を行っている。

 認知能力は、いわゆるペーパーテスト等で目に見える数値などで表されるもの。これはこれで付けていく力である。もう一つ、この認知能力を下支えする力として非認知能力がある。これは数値化などして表すことの困難な力(例えば、コミュニケーション力、思いやり、優しさ、人間関係調整力、人の気持ちを理解し寄りそう力等々)。私たちはこの非認知能力を,目の前にいる人たちに伸ばしていかなければならないのではないか。きっと、日々教室で取り組まれていることは、認知能力の伸長と非認知能力の伸長を図る取組となっていると思う。本校の児童はこの非認知能力を日々伸ばしていると感じている。
 どうか、自らの取組に自信を持ち、日々勤めてほしいと願う。また、その中で、この度の学校評価等を真摯に受け止め、自身の取組の振り返りに活かしてほしいと願っている。
 2019.2.10